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「わからない…。人の愛し方など忘れた。そんな感情はない。」
何て言えばいいかよくわからなかった。
「ふ~ん。でもそれって矛盾してるよな。愛されたいけど愛したくないなんて今の状況と何も変わらないじゃん。本当の愛っていうのはお互いが愛し合うことじゃないのか??」
確かに、この男の言う通りかもしれない。
愛されてるのに愛さないなんて毎日のことだ。
こんなものが本当の愛だったら醜い世界になってしまう。
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