1章 = タリナイモノ =

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「言う通りかもしれんな。お前のこと気に入った、名を何と申す?」 「気に入ってもらえるなんて光栄だよ、姫様。俺の名は憂斗。月神 憂斗(ツキガミ ユウト)だ。」 「憂斗か。いい名だ。…まだ契約はできないが心の準備ができるまで私の元で働かないか??」 そう聞くと憂斗がひざまずき手を差し伸べた。 その手に手を伸ばした。 「勿論です。my lord.」 そう言うと憂斗は私の手にそっと口づけた。
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