2章 = アタラシイシツジ =

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「姫様。わがままはいけませんよ。」 メイドの瀬夢が部屋に入ってきた。 「わがままではない。ただ着替えさせてくれと言っただけだ。」 そう、それなのに憂斗が…。 私のこと嫌いなのか? 「憂斗くんは可愛くても男の子ですよ。女性の体を見るなんて恥ずかしいに決まってます。」 ため息をつかれた。 そんなものなのか? 私は憂斗になら見られてもかまわぬ。 「憂斗、そうなのか?」 すると、コクコクと頷いた。 はぁ…男というものは面倒だ。
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