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「憂斗、もう行ってよい。」
「はい。では失礼いたします。」
部屋から憂斗は出て行った。
「瀬夢、着替えを手伝ってくれ。」
「わかりました。」
「今日は着物にする。」
「柄は桜、彩愛、兎などありますがどれに致しますか??」
「桜。」
「では衣装部屋からもってまいりますので少々お待ち下さい。」
そういうと衣装部屋に走っていった。
この寝室から衣装部屋まで1kmゎある。
だが瀬夢は足が速いから20秒もかからないだろう。
1分あれば十分だ。
憂斗だったら
往復1時間。いや、2時間はかかるだろう。
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