2章 = アタラシイシツジ =

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部屋に入ると目の前の光景に驚いた。 「……すごい。」 大きいテーブルの上いっぱいにのっているたくさんの美味しそうな料理。 ざっと80品ぐらいある。 「あ、お嬢様。」 嬉しそうに駆け寄ってくる憂斗。 「お前がこれ全部作ったのか??」 「はい。料理は得意なんです♪食べてみて下さい☆」 笑顔で答える憂斗。 やはり可愛い。 「いただきます。」 席につき、近くにあった味噌汁を飲んでみた。 美味すぎる!! 「どうですか??」 「すごく美味い。……だが。」 「お気に召しませんでしたか?」 悲しそうな表情を浮かべる。 そんな顔するなよ。 胸が痛くなる。 「……作りすぎじゃないか?」
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