3章 = カイモノ =
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嫌がる憂斗を無理矢理引きずって街にきた。 相変わらず、すごい人混みだ。 「お嬢様、瀬夢さんに怒られます。」 「大丈夫だ。それより離れるなよ。」 迷われたら困る。 「わかりました。」 私の手を握る憂斗。 ドキッ 「お嬢様のことは僕が護りますから。」 憂斗……キュン。 キュン? 今まで何度も同じような台詞言われてもときめかなかったのに何故だ? 憂斗に言われると嬉しい。
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