3章 = カイモノ =

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店についた。 看板には【ice】と書かれていた。 ここが1番種類が豊富で安いらしい。 「よし、買うぞ!!憂斗、離れるなよ。」 「はい!」 中に入ると人がたくさんいてゴチャゴチャしていた。 「混んでますがどうしますか?」 人混みの中にはいるのは辛いな……帰るか? ………そうだ! 憂斗に買わせよう。 「憂斗、カードをやるから店にある服を1種類ずつ買ってこい。なに、店員に言えばすぐ用意してくれるだろう。」 この方法なら人混みに入らずとも服が買える。 我ながらいいアイディアだ。 「でもお嬢様は?」 「私は喫茶店で待っているから買ったら来い。いいな?」 向かいの店を指さした。 「わかりました。」 そう言うと憂斗は店の奥へと走っていった。
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