1章 = タリナイモノ =
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しかし、とうとう頭にきたらしく私の胸ぐらを掴もうとした。 「ふざけるなぁ!!」 はぁ…だから単細胞な奴は困る。 男の手を掴み、地面に叩きつけた。 「女性の胸ぐらを掴もうとするなんて、とんだ挨拶だな下衆め。瀬夢、ついでにこいつも捨てといて。」 そう言い残し部屋を出た。
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