†過酷すぎる運命†

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カレはアタシが母と話してるコトは知ってくれてたカラ全てを話した‥「再々発したんだって‥まだこないだ手術したばかりなのに‥病院を変えて治療して欲しいって言ってる」と言うとカレは深いため息を一つつき何も言わずアタシの髪を撫でながら片方の手で肩を抱いてくれた‥アタシはカレに寄りかかり「昔同じ病気で亡くなった祖父が入院した病院で同じ先生に診せて治療を受けようって言われた‥だけどお婆ちゃんはこの先生にお爺ちゃんの苦しむ姿を見たくないからって安楽死をお願いした先生なんだよ」と正直に話した‥するとカレは「そっかぁ‥その先生は何て言ってるの?」と冷静に聞いてくれたカラ母に聞いた内容を話したら「ツライね‥でもその先生ならぉ前の身体治せるかも知れないから前向きに考えて」と一言‥この時のアタシは自身の存在価値や意味がわからず何の為に生きて治療してるのかさえ忘れてたしカレの気持ちが見えず諦めモードに入ってた‥カレに話すコトで愛情を確認するつもりなんて無かった‥ただ大好きなカレには正直に話しておきたいと思っただけで理解を示して欲しいワケでは無かったのにカレは優しく接してくれた‥
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