†過酷すぎる運命†

4/21
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
アタシはカレの言葉に対し頷くコトしか出来ずにいた‥「3年生きてて。優秀なドクターがいるから」って‥この時初めてカレのホントの気持ちがわかったと言うか見えたように感じた‥カレはカレなりにアタシの病気のコトを考えて向き合ってくれてるんだと‥そう気付いたアタシはまた泣いた‥カレは何度も何度も肩を抱き手を繋いでアタシを落ち着かせようとしてくれた‥そんなカレの優しさに触れたアタシは泣くコトを辞めたけど気持ちは歪んだままだった‥「ホントにアナタの彼女はアタシだけなの?」「我慢して付き合ってくれてるんでしょ?」とかetc‥あさはかと言うかひねくれてると言うか‥カレの🏠に着いた日「アメリカに行くかも知れない」とカレが言った‥アタシは「何しに行くの?」と聞くと「留学。6月カラ授業がないから親がアメリカで英語の勉強をさせたいらしいけどオレは🏫で研究・勉強したいから行くつもりはないよ😃」と笑って言った。留学と聞いたアタシの頭の中に不安がよぎった「もしアメリカに行かなきゃいけなくなった時はアタシと別れて行くの?それともオレが帰ってくるまで待っててって言ってくれるの?」と‥この時アタシは怖くて聞けなかったけど冷静にカレの将来を考えてたからどんな結論に至っても受け入れようと心に誓った。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!