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「笑うなよもー...;」
「いやいやゴメン...(笑)」
そう言いながら背中に温かい感覚がして。
あぁ、さりげなく抱き返してんなー、と口には出さない。
「...帰ろっか(笑)」
それでも笑いながら言う新弥に俺はつられて笑ってしまい゙うん゙と返事をした。
ポン、と頭を優しく撫でられ腕を解いてまた並んで歩き出す。
その数メートル2人でクスクス笑いながら。
その先は下らない会話をしながら歩いた。
元の場所に帰ると、というか姿が見えると、
勢いよく馬鹿兄貴に抱きつかれた。
ぐおっという苦しそうな声を気にしない瑠樺兄と心配そうに様子を見る新弥。
どっちが兄だよ、という思考が浮かんだ途端に俺は笑いが込み上げてきた。
「何笑ってんだ黄泉たぬー。あ、そうか嬉しいのか!」
「違ぇーよ(笑)」
それから新弥とはすごく仲良くなって今に至る。
うん、それと同時に瑠樺兄は新弥を敵対してるけど、ね。
fin.
次頁ヲマケww
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