もしも世界が、

3/5
前へ
/336ページ
次へ
今日は2日連続オフを告げられた仕事終わり。 自分の家とも言える新弥の家にいる。 当の本人は酒を買いに行ってるけどね。 俺は、近くにあったダーツで遊んでる。 中々真ん中にはいかない。 ...新弥は上手いんだろうか。 そんな事を考えながらヒュッとダーツを投げると、 「やったド真ん中!」 命中。でも一人。一人で喜んで馬鹿みたい。 するとドアの方で音がする。 新弥だ、と思い急いで駆け付ける。 そしたら案の定。 「元気いいな...ただいま。」 苦笑し靴を脱ぎながら言った。 俺はダーツの件で気分がいいから気にしない。 「ねえッ!ダーツで真ん中当てたんだよすごくない?!」 興奮して新弥に飛び付いて言うと頭を優しく撫でてくれた。 新弥の手は大きくてあったかい。 だから撫でられるのが大好き。 「見せろよー」 「うん!刺さったままだから早く!」 「はいはい」    
/336ページ

最初のコメントを投稿しよう!

419人が本棚に入れています
本棚に追加