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「よーし、行こうぜ狩野ー。」
「うん...えっと...」
「あー、俺馬場新弥」
「馬場、くん...」
「んー...煩わしいから名前でいい?」
「うん...」
なんて会話をしながらコースを進んでいく。
そして俺だけ気マズそうに並んで歩く。
瑠樺兄は暴走してないだろうか、なんて思いながら沈黙が続く。ううん。気マズい。
「なぁ...黄泉?」
「んぅ?」
「お前兄貴と似てないよな...」
「...そうだねー...嬉しいよ。」
「そうなのか?;...でも行事ある度見る気が...」
「親がいないから、代わりに来るんだ...」
「あ、あぁ...悪ィ...」
「んーん。」
.....。不良だと思っていたが違うな。
銀髪で口ピな見た目とは裏腹に大人しくて、
うん、なんていうかヘタレだ。
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