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その日、部活の朝練で早朝から登校していた女生徒が、
用具入れの掃除中、体育館のゴミ箱の蓋を開けた…
「ひっっ!いやあ~っっっ!」
女生徒は慌てながら職員室に向かう。
先生も誰もいなかったが、庭に用務員のおじさんがいるのが目についた。
女生徒は職員室の窓から、
「おじさ~ん!!」
と大声で叫んだ。
おじさんは驚きつつ、女生徒の姿に気付いて笑顔で近付く。
「朝早くからご苦労様だね~」
おじさんの、のんびりした口調にイラつきながらも、少し落ち着きを取り戻せた。
「あのね、大変なの!体育館のゴミ箱に猫の死骸が捨てられてるの!」
一気にそう言ってしまうと、使命を果たした気になり安堵した。
「なんだって!」
今度はおじさんが慌てる。
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