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‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥何だ?
誰かの囁く声が聞こえた気がして、薄く瞼を開いた
まだ室内は薄暗い
しんと静まり返っている
眠気に誘われるまま、また瞼を閉じた
‥‥‥‥‥‥‥‥
やはり、誰かの声が聞こえる
重い瞼を大きく持ち上げ、耳に神経を集中させる
部屋に外の風が入り込む度にゆらゆらと揺れるカーテンに気をとられていた、ほんの一瞬だった
横に寝転がっている俺の腹部に何かを感じ、視線を向けてみた時――――――
(ヒ―――――――‥‥‥!!!!!)
声にならない悲鳴と共に、思い切り空気を吸い込み、動けなくなってしまった
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