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目を白黒させて、変な顔で泡を吹きながらばたつく智哉を見て優越感に浸っていた
「カッコいい顔が自慢だったんじゃないのか? 今のお前は平均顔の俺より不細工だぜ?」
親指に力を入れて、更に首を絞め上げる
「お前の事‥‥‥ずっと親友だと思ってたのに‥‥‥ずっと一緒に馬鹿やっているもんだと思ってたのにな‥‥‥」
智哉の首を絞めながら、俺は目を閉じて泣いた
「なに言ってんだよ。」
出せない筈の智哉の声が聞こえ、驚いて目を開けて智哉を見た
すると、いつもの様に八重歯を見せながら笑っている智哉がいた
「俺達“親友”だろ? 離れるわけないだろ。心配しなくても、どんな時でもお前のそばにいてやるよ‥‥」
首を絞めている手には、喋っているような喉の振動は伝わってこない
でも、確かにこの声は動いている智哉の口から聞こえてくる
気味が悪くなり、俺は更に強く絞め出した
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