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味わったことのない“恐怖”
感じたことのない“殺意”
智哉から伝わってくる感情が、俺の身体を包み込み、浸透してゆく
手にはチーちゃん、目は智哉をとらえたまま奮える以外 身動きがとれない
俺は誰も殺したりなんかしたくない‥‥
「なに言ってるんだよ。現に今も殺してるだろ?」
‥‥‥俺は殺しなんかしたくないんだ
「俺を殺したのはお前だろ?」
俺の考えてる事がわかるかの様に返答をする
「どんな時でもそばにいてやるって言っただろ?
俺達‥‥‥親友だからな。」
そう言うと、両目から赤い涙が溢れ出した
俺の腕に垂れ落ち、消えてはまた垂れ落ちるその涙に視線を向けた
俺は‥‥‥‥
俺は――――‥‥‥
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