15/18
前へ
/143ページ
次へ
  「‥‥‥‥かさ‥‥‥‥司!!! 」 ――――――――!!??? 俺の名前を呼んでいる声が聞こえてきて、勢い良く目を開けた 「ちょっっ‥‥‥も~ぉビックリさせないでよ。早く起きて顔洗って来なよ。」 肩までの髪を1つに纏めて、Tシャツ姿にトランクスを履いた寝間着姿で、ベッドに腰を掛けている姉が目に入ってきた 「‥‥‥‥‥‥夢?」 「そういえば、夜中凄いうなされてたけど怖い夢でもみたの?」 上体だけを起こして呆然と座ったままの俺の顔を覗き込んできた 一瞬、夢で見た智哉の顔とダブって見えてしまい、姉の顔を見つめたまま固まってしまった  
/143ページ

最初のコメントを投稿しよう!

194人が本棚に入れています
本棚に追加