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   ――――――バタン‥‥ 「そういえば、チーちゃんは?」 「毎朝毎朝『チーちゃんは?』て‥‥‥そんなだから人間の彼女が出来ないのよ。」 姉とそんな話をしているドアの向こう‥‥俺の部屋の中 夢と同じように、ドアにもたれて腕組みをしながら笑っている智哉の存在になんて気付く筈もなかった 勿論、ベッドの下に変わり果てた姿のチーちゃんがいることにも―――――‥‥‥  
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