SIDE1:ハリボテ少年記

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「クスクス…なぁに? 私に見惚れてるの?」 「う゛っ!!;///」 図星を突かれたら 正直者の俺は隠せない。 それを知ってるからこそ祐希は直球で聞いて来るんだ; 「だって、お前…本当に女の子みたいだし… なんか…可愛いから…」 「えっ?!」 今の今まで少し意地悪そうな笑みを浮かべていた祐希の顔が… 「どうした?真っ赤だぞ?」 「バカっ! チロのせいでしょ?!」 もしかして照れてるのか…? こんだけ可愛いなら 言われ慣れてそうなのに… 「…チロに言われると… なんか…恥ずかしい…///」 ──ドキッ…!!── 照れて顔を背ける祐希に 心臓が反応した…
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