恐怖③『公園で・・・』

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それは私が中学を卒業した頃の事―。     私は・・友人と遊び終わって、帰宅途中の事だった。     外は真っ暗・・時間は21時を回って居た―。   私は・・少し疲れて居たので、近くの公園にて休もうと立ち寄った。。   そして・・   ベンチに腰掛けると・・一人の男性が、私の隣に座ったのだ。。   他人なのだから・・会話がないのは当たり前だった。   しかし・・そう思っていた矢先に、男性が私に対して語り掛けてきたのだ―。   男「まだ帰らんのか?」   と・・男性は少々機嫌が悪そうに言ってきた。   「え・・ちょっと、疲れたので休んでいたんです」   正直に答えると・・・   男「そか。。早く帰ってガキは、さっさと寝ろ。。」   何だろう・・この人・・?   私は、男性の言い方に腹が立ち・・   「おじさんは、帰らなくて良いんですか?」   と・・少しムキになったような態度で、男性に言い返した。   だが・・その言葉が、男性にとって痛い言葉になったのだ―。   男「帰る家・・か。あったら良いなぁ・・」   最初は・・何を言ってるんだと思ってしまい、反論を続けてしまったのだ。。。   「何変な事言ってるんですか?」   この時の私は・・今思えば、「最低だ」と思うくらいに嫌悪していた―。   男「なぁ・・お前、帰る家が無くなったらどうする?」   私は・・悩み込んでしまった。     男「けっ・・何も考えずに遊んで居られるお前が羨ましいぜ・・。」     その時、私は思った。。   何でこの人は・・「帰る家」の事を気にするのだと。。     その時・・私は、1つ疑問を感じた事があった―。   それは、何故この人が俺に対して声を掛けてきたのかと言う疑問だった。。   そう思った私は、ある事を尋ねた―。   「あの・・どうして、そんな事を俺に聞いたりするんですか?」   だが・・男性は、最初はただ黙っているだけで何も喋らなかった。。
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