恐怖①『墓地にて・・』

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あれ?と思い・・気のせいだったのかと思い、帰ろうとした。     だが・・・またしても・・     女『ドコヘイクノ?』     今度は・・私の居た場所から前方10M程離れた電柱に、顔を覗き出しながら言っていたのだ―。     何故そこに?   いつからそこに?      私は・・恐怖を覚えた。   理由は簡単・・・   女性の顔が人間とは思えない程に青白く、目が赤かったからである。     私は怖くなり、つい口を出して言った―!   「か、帰るんだよ!」   そう言ったが・・女性は何も反応してこなかった―。     どうしたのだろうと思い、電柱の側まで行き確認をした。   だが・・そこに女性は居なかったのだ。。     私はつい・・   「何だったんだろう・・?」   と、ボヤいてしまう。。     が・・・その直後!     女性は何処から現れたのか、私の背後から・・・   女『ドコヘイクノ?』     と・・・人間の目とは思えないくらい顔で、私に言ってきた―!     私は驚き・・尻餅をついてしまい、良く見れば腰から下がボヤけて見えなかったのだ!   それを見た私は咄嗟に・・・   「うあぁぁぁ・・・」   恐怖し、大声を出しながらその場から逃げ、立ち去った―。     そして―   私は数ヶ月の間、その道を通る事はなかった。     気になったので・・数日後、様子を見に行った。。     その女性は居なかった・・。   ホッとしたせいか、私は余計な考えを持ってしまった―。   ━もう決して現れる事が無い様祈ろう━と。。     その数年した後の事・・・   その女性は・・昔、その土地に住んで居たそうです。   そして・・事故で亡くした、愛する者の帰りを待ち続けて居たのですが・・結局帰ってこないまま、女性は自殺をしたとの事です―。
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