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あれ?と思い・・気のせいだったのかと思い、帰ろうとした。
だが・・・またしても・・
女『ドコヘイクノ?』
今度は・・私の居た場所から前方10M程離れた電柱に、顔を覗き出しながら言っていたのだ―。
何故そこに?
いつからそこに?
私は・・恐怖を覚えた。
理由は簡単・・・
女性の顔が人間とは思えない程に青白く、目が赤かったからである。
私は怖くなり、つい口を出して言った―!
「か、帰るんだよ!」
そう言ったが・・女性は何も反応してこなかった―。
どうしたのだろうと思い、電柱の側まで行き確認をした。
だが・・そこに女性は居なかったのだ。。
私はつい・・
「何だったんだろう・・?」
と、ボヤいてしまう。。
が・・・その直後!
女性は何処から現れたのか、私の背後から・・・
女『ドコヘイクノ?』
と・・・人間の目とは思えないくらい顔で、私に言ってきた―!
私は驚き・・尻餅をついてしまい、良く見れば腰から下がボヤけて見えなかったのだ!
それを見た私は咄嗟に・・・
「うあぁぁぁ・・・」
恐怖し、大声を出しながらその場から逃げ、立ち去った―。
そして―
私は数ヶ月の間、その道を通る事はなかった。
気になったので・・数日後、様子を見に行った。。
その女性は居なかった・・。
ホッとしたせいか、私は余計な考えを持ってしまった―。
━もう決して現れる事が無い様祈ろう━と。。
その数年した後の事・・・
その女性は・・昔、その土地に住んで居たそうです。
そして・・事故で亡くした、愛する者の帰りを待ち続けて居たのですが・・結局帰ってこないまま、女性は自殺をしたとの事です―。
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