戦慄の女神

始章

この時代、二つの大国を中心に世界が成り立っていた

ひとつはセルディア王国

ひとつは煬帝国

やがて二つの大国は争いを始め、それは各属国を巻き込み大戦争へと変わっていった。

争いが争いを生み

血が血をよび

悲しみがさらなる憎みを作り出した

この戦争はもうどちらかの国が滅びない限り終わらない。

やがて人々は願いだした

伝説の獅子を

唄いだした

戦慄の女神の唄を

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