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『ここだよ。』
メインの道路から角を2つ曲がったところに、まだ築浅のきれいなアパートが現れた。ここが涼くんの住むアパートらしい。
涼くんの後をついて階段を上る。
『どうぞ。』
「おじゃましまーす。」
靴を脱ぎ、部屋に入った。
「わー。広いねー。」
私と美穂は会話するのも忘れて、中をきょろきょろと見た。
エアコン、りっぱなソファー、わりと大きな壁掛けテレビに高そうなダブルベット一人暮らしには文句の言いようがないほど物が揃っている。
部屋もキレイにしていて、雑貨屋さんで嗅いだことのあるようなお香のいい匂いがする。
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