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涼くんがコーヒーを入れてくれた。
『ありがと。』
カップから湯気が黙々と出ている。コーヒーの匂いに癒される。
みんな水分不足だからかお酒が抜け切れてないのか、テンション低めで会話も少ない。
朝のお出かけ前の番組をぼーっと見ながら、コーヒーをゆっくりと飲み干した。
その後、おうちに帰ることにした。
みんな携帯の番号交換したし、とりあえず安心。
『またね。ばいばーい。』
アパートを出て美穂は自転車を押しながら、途中まで歩いて一緒に帰る。
『杏菜、和弥くんが好みでしょ?』
美穂がにやにやしながら、わたしを見る。
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