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ある日、ある時、ある館一人の赤ん坊が生まれた。
「オギャーオギャー」
「生まれたのか!?私たちの子供は何処だ?」
今慌ただしくしているのは今生まれた子供の父親であり三大貴族の一つでありるガルシア家の当主ハワード・ガルシアである。
「あなた、そんなに焦らなくても私たちの子供は逃げませんよ。」
この、子供の母親であると思われる女性は、エレン・ガルシア出産直後なのに大した冷静さである。
「おぉエレン出産ご苦労だったな。
では早速この子に名前を付けよう。」
「それならカシム!!カシムが良いです!!」
「そ、そうか…私はカイトが良かったんだかそこまで言うのならば仕方がない…よし!この子はカシム!カシム・ガルシアだ!」
この時は新たな命の誕生に館の誰しもが喜んだ…この後の出来事がまるで嘘のように……
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