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響毅は職員室を飛び出して
走っていた。
「跡なんか継ぐかよっ…─。」
そして響毅が
たどり着いたのは……。
ガラッ──
「おっ!?響毅か~」
「えっ…?」
魅羽達の教室だった。
藍田は何故かまだそこにいた。
「てめぇなんで
まだここにいんだよ。」
「えっ?いやぁ~…ι」
響毅の質問に
藍田は苦笑いをして答えた。
「魅羽…なんか言わないの?」
咲姫が魅羽にささやいた。
「え?…─うん。」
魅羽は立ち上がって
響毅の近くまで寄った。
「………おかえりっ」ニコ..
そして笑顔でそう言った。
「っ──…」
しかし響毅は黙って立ったまま
動かなくなった。
「響毅……?」
魅羽は響毅の顔を覗きこんだ。
「……──。」
響毅は俯いてしまった。
「響毅~?どうした…──!!」
「「わっ!!!」」
藍田は驚きのあまり
言葉を失った。
咲姫と菜奈も
驚きを隠せなかった。
「えっ──?!///」
「……ごめん。」
響毅は藍田が話している途中に
魅羽を抱き寄せた。
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