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魅羽達と別れた藍田は…─
「授業だりぃな~
サボろっかなぁ~…」
ただ何気なく歩いていた。
そして自分の教室に着くと同時に
チャイムが鳴った。
「あれ?雄瑠、響毅は?」
先に戻ったはずの響毅が
教室にいなかった。
3人ともクラスが同じなのだ。
そして
"雄瑠(たける)"と呼ばれたのは
五十嵐だ。
「戻ってきてないけど、
一緒じゃなかったのか?」
「あぁ……─あっ!!」
藍田は何かひらめいたように
「あっ」と声をあげた。
「どうした?」
「ちょっと行ってくるわっ!!」
「おいっ!!!」
ガラッ
そう言って
藍田はまた走っていった。
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