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「響毅の奴……─。」
藍田は、ぶつぶつ言っていた。
授業はサボり、学校の裏庭で
寝っころがって青い空を
ただ眺めていた。
「響毅がもしも
ヤクザになっちまったら…」
【藍田の妄想】
「オラオラオラー!!!
金出せやクォラ!!!あ゙ぁ?」
【終わり】
「ないないないないっ!!!!
絶対ないし!!ありえんし!!!」
独り言がデカすぎる藍田。
周りに誰も居なくて
幸せ者である。
「似合わねぇ~……って違う!!」
藍田は急に起き上がった。
「止めなきゃいけねぇし!!!」
ダッ──
猛スピードで走り出した藍田。
さっきまでとは
まるで別人だった。
「親父さんとこ行かなきゃっ!!」
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