第一話

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    「ちょっと魅羽!!!!」       響毅と魅羽が結ばれた日の翌朝.. 咲姫は怒っていた。     「なんで勝手に  幸せになっちゃってんのさ!!」   「えっ?いいじゃん別に」   「よくないし!!!  私の事置き去りにしといて!!」     魅羽の悪気の無いような態度で ますます怒る咲姫。     「あ~ごめんごめん」   「まったく…まぁ優しいから  許してあげるけどさ('A`)ノ」     咲姫は性格上、これ以上話すのが めんどくさくなったらしく あっさり許した。     「ありがとよ~★」     魅羽は軽くお礼した。     「ってかアンタの幸せは  私のおかげなんだからね?」     やけに「私の」を強調した咲姫。 魅羽は憎たらしいと思ったが..     「わかってるよ。感謝してます。」     と言った。     「で?その響毅は  どこにいるのさ~?」   「ここだけど?」   「「えぇっ?!?!;;」」     なんと響毅は 咲姫の真後ろに立っていた。     魅羽と咲姫は驚きのあまり 同時に声を上げた。     「アンタいつから居たのよ?!」     咲姫は響毅に大声を出した。     「さっき。」     響毅は素っ気なく答えた。     「…─ι」     魅羽は思った…。   響毅は「さっき」という 言葉が好きなんだと……─。   .
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