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キーンコーンカーンコーン...。
「あっ、ほらチャイム鳴ったよ。」
魅羽は響毅に言った。
「だからなんだよ。」
「帰りなよ教室。」
ガラッ──
魅羽が響毅に冷たく言った直後
急にドアが開いて
藍田が入ってきた。
「響毅!!!やべぇ!!
お前の親父来てんぞ!!」
「はぁ?どこにだよ!!」
「職員室に…─ってオイ!!!」
響毅は藍田が話し終わる前に
教室を飛び出していった。
「えっ…早っι」
魅羽は少々驚きを見せた。
「アイツの親父って何者?」
咲姫が藍田に質問した。
「簡単に言えばヤクザ。」
「「え……──。」」
魅羽と咲姫は
一瞬思考が停止した。
「魅羽!!アンタ
小さい頃見たんじゃないの?!」
「えぇっと……ι」
魅羽は自分の記憶の中から
響毅の父親を探した。
「記憶が無い!!!
見たことないよ私!!」
「とにかく俺も怖ぇし……。」
「響毅…大丈夫かな?」
魅羽は響毅を心配していた。
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