第一話

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    一方響毅は職員室に向かって 走っていた。       「なんだよ親父…  なんで来てんだ…─」     そして職員室に着き 凄い力でドアを開けた。       ガラッ!!       「てめぇ!!!」   「よぉ~元気にしてたか~?」     そう言ったのは響毅の父親 高峰剛志(たかみねつよし)だ。     「元気にしてたか?じゃねぇ!!  なんで来てんだよ!!!」   「るせぇな~おめぇは。」     剛志は響毅の声をうるさがった。     「答えろよ……。」     響毅は静かにそう言った。   すると剛志が ゆっくり口を開いた。     「─…お前を  こっから連れ出す為だ。」   「なっ…はぁ?!?!  意味わかんねぇよ!!!」   「お前は俺の跡を継ぐんだよ。  こんな所に来てる余裕なんざ  これっぽっちもねぇ。」     剛志は冷たく、 そして厳しく言った。     「てめぇの跡なんか  誰が継ぐかよハゲ!!!」   「ハゲだと?!?!#」ガタッ     剛志は怒って立ち上がったが 響毅は言い終わって すぐに職員室を飛び出したので 一足遅かった。     「………ッバカ息子が。」     そして剛志は またドカッと椅子に座った。   .
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