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一方響毅は職員室に向かって
走っていた。
「なんだよ親父…
なんで来てんだ…─」
そして職員室に着き
凄い力でドアを開けた。
ガラッ!!
「てめぇ!!!」
「よぉ~元気にしてたか~?」
そう言ったのは響毅の父親
高峰剛志(たかみねつよし)だ。
「元気にしてたか?じゃねぇ!!
なんで来てんだよ!!!」
「るせぇな~おめぇは。」
剛志は響毅の声をうるさがった。
「答えろよ……。」
響毅は静かにそう言った。
すると剛志が
ゆっくり口を開いた。
「─…お前を
こっから連れ出す為だ。」
「なっ…はぁ?!?!
意味わかんねぇよ!!!」
「お前は俺の跡を継ぐんだよ。
こんな所に来てる余裕なんざ
これっぽっちもねぇ。」
剛志は冷たく、
そして厳しく言った。
「てめぇの跡なんか
誰が継ぐかよハゲ!!!」
「ハゲだと?!?!#」ガタッ
剛志は怒って立ち上がったが
響毅は言い終わって
すぐに職員室を飛び出したので
一足遅かった。
「………ッバカ息子が。」
そして剛志は
またドカッと椅子に座った。
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