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航空自衛隊、高町基地門前
急いでいた翼はここ航空自衛隊基地に用があったのだ。
「こんにちはー!」
翼は元気よく守衛の老人に挨拶をした。
「やぁ、翼君。今日も来たんだね」
「もちろん! 彼といろいろ話したり遊んだりしたいから」
「そうかいそうかい。翼君が来たら彼も喜ぶよ。それと、悪いけど今日も通行証を見せてもらうよ。一応そういう決まりになっているからね」
「あ、はい」
翼はランドセルを開けてガサガサと漁り、中から通行証を取り出した。
「はい、どうも。航空自衛隊特別通行許可証、天道翼」
守衛はパソコンに通行証のデータを打ち込んだ。
「……アクセス許可。よし、これで通行していいよ」
「はい。ありがとうございます」
翼は基地内へ入っていった。
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