起動

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夜――。   カチカチカチ……。   耳元で時計の音がする。   五月蝿いと思いながらも睡魔によって床についた。   深夜2時を既にまわっていた。   ――朝。   7時に目覚ましが鳴る。   ゆっくりと目を開け、目覚ましを止める。   5時間の睡眠。   何時ものことだから翔(かける)はなんも思わない。   「さて、朝食はどうするかな?」   冷蔵庫を開け、中を見た。   「うわっ。そういえば昨日買い物に行ってなかったんだ」   落胆しながら冷蔵庫を閉めた。   速やかに腹に食べ物を入れたくて、急いで外に行く準備をして、マンションを出た。
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