騒音

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「信吾♪なにぼーっとしてんの?」 「真紀か…」 「彼女に向かって『真紀か…』はないでしょー!」 真紀はむっとしてほっぺたを膨らました。 「ごめんごめん…でも今授業中だよ?」 先生の口は一生懸命方程式の説明をしていた。 声は聞こえない。 「誰も聞いてないよ。それよりさ、明日遊ぼう?」 「いいよ」 「やったー♪じゃあまたあとで決めようね!」 そういって真紀は他の友達のところに行った。 オレと真紀は今年、3年生になってすぐ付き合った。 その当時の気持ちも色あせることなく、オレは今も真紀が好きだ。 オレは友達と話して笑っている真紀を見た。 楽しみだ。
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