高校生活

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少し声が裏返りながらもやっとの事で言葉を繰り出す。 「お金ください…」 晴天にもかかわらず湿った空気が流れる。 蔑んだ笑い声が聞こえた。 「はっ?」 たった一言の重圧。 いつもなら反論どころか言葉さえ発しないが 全くと言っていいほど本当にお金がなかった。 「つーかお前喋れたんだ!」 重圧が高笑いに変わる。
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