青柳総合病院

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「兄ちゃ!!」 答えが浮かぶ間もなく知佳の声が耳に響く。 あ…  「そのあれだ…。 体調はどうだ?」 とっさに言葉が詰まる。 「兄ちゃ学校は?」  「学校…午前中までだったんだよ。」 「ほんとなのー?」  「なっ!!なんだよ? 兄ちゃんが嘘言った事あるか!!?」 声が荒げ 知佳の小さな肩が言葉に合わせて上下した。
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