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妹は昔から兄が大好きで仕方がなかった。 優しい大きな手で頭を撫でて貰うのが、知佳の1番の楽しみで知佳は毎回のように兄にネダった。 勇もそんな健気な知佳が何よりも大切だった。 時には知佳の笑顔が 両親への憎しみを思い出させる。 時には恋しさを思い出させ何ともいえない感情を刺激し、何度も作り笑いで自分を誤魔化しては唇が切れるほど涙をこらえた。
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