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「・・・眠い」
そんな事を呟いて、うとうと
している生徒がいた。
私だ。
私の名前は、水野創華
（みずの そうか）
どうも、こういう話を
延々と聞かされるのは
苦手だ・・・。
とりあえず、
隣の人の肩に落ちない位置を
12秒で探し、眠ろうと思う。
「で、あるからにして・・・
・・・・・・・」
校長の話が聞こえなくなった
どうやら故障のようだ。
何故かこういうハプニングが
あると起きていたくなる。
人間の習性か・・・。
校長に新しいマイクが
手渡された。
「また、話を聞かなきゃいけないのか・・・、寝よう」
しかし、再び校長の話が
始まることはなかった。
2本目のマイクも電池がなく
聞こえたのは、話の最初だけ
だった。
それも、微妙な所だ。
「え～、みなさん。
マイクの調子がわるいので、
一言だけ言っておきます」
ここまでは、よかった。
「ごにゅう・・・プツッ！」
一言にならなかった。
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