4月4日(木)

2/3

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
創華「武術か・・・」   どんな事をするのだろうかと 言うことよりも、 担当の先生がどんなのかが 気になって仕方がない。   私の予想が正しければ、 この学校は本当に、 ロクでもない先生しか いないかもしれない。   訓練の後、 武術の授業のため、 そのまま体育館へ向かった。   この学校には体育館が 20個ぐらいある。 ぐらいというのは、 今でも増えているからだ。 新しいのをすぐ使うので、 古いのはボロボロになって いる。   ちなみに、体育館を増やす意味は特になく。 校長の気まぐれらしい。   とりあえず、第16体育館へ 向かった。   扉を開けると、 広いいつも通りの体育館の 風景が目の前に広がった。   そこの真ん中あたりで、 何やら座り込んでいる人が いた。   おそらく担当の先生だ。   「ん・・・ああ? あ、やべ。そういや授業だったな。 忘れてた」   その人が起き上った。   何やら先生として駄目な 台詞が聞こえたが、 聞こえないふりをした。   「おぅ、お前らが赤組か。 俺は武術担当の、 山口 比呂だ。 (やまぐち ひろ) とりあえず、そこらに 座ってくれや」   ・・・最初の言葉がなければ 良い先生なのかもしれない。   比呂「んじゃ、今回が 初めてだろうから武術を 大きく分けて説明するぞ。 まずは、剣術だ。 まぁ、言わなくてもわかる だろうが、剣を極める術式 だな。 ただし、毎回極めるの奴が 少ない」     少ないのはおそらく剣が 重い事によってだろう。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加