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もしも…
もしも私が兎なら
長い耳で、何処にいても君の声を聞くのに。
もしも私が馬ならば
君を好きな所まで乗せて行ってあげるのに。
もしも私がチーターなら
誰よりも速く君のもとに駆け付けるのに。
もしも私が鳥ならば
君を大空へ連れ出してあげるのに。
もしも私が花ならば
綺麗に咲いて、君の心を癒してあげるのに。
もしも私が人魚なら
美しい歌声を君に捧げるのに。
もしも私が天使なら
君にたくさんの幸せを届けてあげるのに。
もしも私が神様なら
君の望む世界を作ってあげるのに。
でも、どんなに“もしも”を並べても
それは仮定の話でしかないから
私は私のまま。他の何者でもないから
私が“出来ること”をしてあげる
どんなことでもね、
君の笑顔が見れるなら。
兎にも花にも天使にもなれないけど
私は私にしか出来ないことを
精一杯してあげる
だから、ね
笑って？
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