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「周囲の索敵しましたが、この建物完全に囲まれてますね。」
「ジャキッ」
ステラが、エルザに向かって唐突に銃を向ける。
「なんの真似ですか?マスター。」
「このバカロボ、詰めが甘い。」
そう言うと、エルザの頬すれすれを弾丸が突き抜ける。
「グシャ!」
再び、斧を構えていた亭主の顔が飛び散った。
「なにも、殺すことは?」
シオンが、割って入る。
「残念だけどね、こいつはすでに死人だよ。」
そう言いはなつと、エルザは窓のカーテンを開けた。広場の方だけ妙に明るい。
「黒幕は、あそこかい。」
「ごほっごほ!」
シオンが、咳をする。どうやら下の方で燃えているらしい。
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