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「ここは、何処だろう。」
どこかの路地裏だろうか、通路の向こうから人の声が、聞こえる。何が、あったのか制服はボロボロで辺りを見渡すと自分の木刀が、転がっている。
姉の姿はない。ここにいても仕方ないと思い木刀を持ち路地を出た。
「う、うわぁー」
顔を真っ青にした人たちが、広場の方から走って来る。
「何が、あったんですか。」
「怪物が、町に入って来やがった。あんたも逃げな。」
近くでは、夫婦が子供がいないと叫んでいる。シオンは、広場に向かって走り出した。
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