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はっと目を覚ます。横で時計が鳴り響いていた。
彼は今日、彼女に告白をするために会う約束をしている。
彼女はそのことを知らない。彼は急いだ。
すぐに着替え、家を飛び出す。
彼は走る。彼女の待つ公園に向かってひたすら走る。
彼女が見えた。
急いで道路を渡ろうとした瞬間、突然頭の中に自分が写し出された。
道路を急いで渡ろうとする自分。
横から鳴り響く大きな音・・・
そして倒れた自分・・・
そして、彼女が気付き自分の手を取り泣き叫ぶ彼女・・・
ふと気付くと後ろにいた綺麗な女性。自分に喋りかけてくる。
『貴方は・・・・・貴方は・・・・』
『僕は・・・・何?』
『貴方は・・・・・・・・・・』
フッときえた
我に帰る彼
今見たことに戸惑う彼
道路の先には彼女が見える
道路を渡ろうとした。足が止まった。
目の前を車が横切った
そして足が動き出し、彼女の元に走って行った・・・・・
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