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と、一生懸命走ったのだがふと気付くと目覚まし時計がなっていた。
「夢・・・なのか?」
と思った瞬間まぶたがゆっくり閉じていき、視界が遮られ意識は無くなった。
はっと気付くと自分では理解出来ないような空間にいた・・・
その空間は真っ白でその中に黒い扉がそびえ立っていた。
扉をよく見てみるといろいろと彫られており、人が一人寝ている。
寝ている人の上をみるとその人は夢を見ているようだ
その夢は余りにも残酷だった
顔が真っ青になり嘔吐しそうになったが、喉元あたりで止まった。
そのまましばらくこうした時間がたち、ようやく落ち着いてきた彼は扉を開いて見ようと決意し、近付こうとした。
この世界にきて何時間立つだろうか?
これまで一歩も動こうといた彼がやっと気付いた。
「足が・・・・・ない・・・・」
彼の足は大部分が透けている状態になっていた。
さらにあることに気が付いた
「頭の中に何かいるのか!?」
いきなり妙な違和感が襲ってきたのだ。
「いま貴方の夢が壊されています」
いつの間にか自分の後ろにいた女性がこういった。
「今回は貴方の夢を壊している輩を特別に追い払ってあげる。
けれど次また襲われた時は自分で守るのよ?」
なんのことか理解しようとしたが、当然理解できないかれは彼女に問い掛けようとした。
瞬間頭の中の違和感がスッと消えた。
「追い払ったわよ。でも時間立つとまた襲いにくるから早く追い払う術を身につけなさい。」
もちろん理解出来る訳がなかった。
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