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「瑚拓(ゴタク)……。お前ともあろう者が、何故王家に刃向かったのだ」
「お前などには解るまい。我々の過去の投資は、お前や国家の為ではない。我らのためだ!!」
「………『我ら』……」
国王は黒髭の瑚拓を睨んだ。
「国家に欺き!我らの名を轟かせ!戦争を巻き起こし!我々反乱軍が勝利する!!世界は我々の下に治まるのだ!!」
后が怒り狂い、立ち上がった。
「連れて行け!!打ち首に処せ!!」
「勝のは我々だ!!世界は我らが手に入れる!!あがけ!!滅び行く王家よ!!あがいてあがいて、あがいて見せよ!!その醜い名を掲げながら、我々を制圧してみせよ!!フッハッハッハッハッ!!!!」
「刑は明日執行する!!!」
「儂等が死んだとして、何が変わるわけでもない!!王家は滅び、世界は猟矢(カリヤ)のものとなる!!これは事実だ!!変わることなど有り得んのだ!!」
「連れて行けぇっ!!!!」
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