順番

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僕はこれからママに会えると思うと嬉しくてたまらなかった。 お花はどんな匂いがするのかな? お菓子っておいしいのかな? ママって暖かいのかな? パパって優しいのかな? 考え出したら止まらない!胸がドキドキいってる。さっきのお姉さんに手を引かれて広い公園みたいな場所に着いた。 「じゃあ、まずママを選んで自分にピッタリだって思ったら、あの鐘をならしてね!」 とお姉さんは白い塔の上にある鐘を指差した。  「はーい!わかった。お姉さん、ありがとう。」 僕がそう言うと、お姉さんはニコッと笑って 「優しいママ見つけてね。」 そう言いながらまた、忙しそうにまたどこかへ行ってしまった。
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