1話

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そして今現在俺は、高校1年生になりました 今日は月一の検診の日 「亮ちゃん先生また吐血した」 「弘くん、また激しい運動したね」 今叱ったのは、病気になってからずっと俺を見てくれている 主治医の香坂 亮先生 「うっだってよ~由稀と一緒に走りたかったんだもん」 「もんじゃない!弘くんの病気は、ただでさえ原因不明なんだから、安静にしてくれないと」 「(ぼそっ)君は、いつ死んでも、おかしくないんだ」 「ん?先生なにか言った?」 「弘くんは2年間よく、頑張って生てきてるなってね」 「よしっ!今日の検診は、終わりだよ」 「先生ありがとうございます」 俺は、ドアを開けて先生に、お辞儀をしてロビーに行き会計を済まし封筒を取った。 玄関近くの椅子に座る黒髪で眼鏡をかけて小説を読んでいる人がいる
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