1話

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今は5月桜並木は緑色に変わろうとしていた 二人乗りをした 由稀が漕ぐ係で俺は立って由稀の肩を握っていた 2分後 「ちょっ自転車止めてくれないか」 由稀が自転車を止めて、俺は自転車から降り、鞄の中をガザゴソと、あさくった 俺はニコニコしていていた 「由稀!一日遅れたけど、誕生日おめでとう」 「いつも俺の傍に、居てくれてありがとな、これからもよろしく」 「こちらこそ、これからも…よろしくね」 そう昨日は由稀の16歳の誕生日
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