1話

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食事も終わり由稀を門まで見送った 実は、由稀は玄関まででいいと言ったが俺が門までと我が儘を言ってしまった 季節は春だがまだ肌寒い風邪をひかないような格好で外に出た 「弘今日はありがとう」 「俺も久しぶり由稀と夕食食べて楽しかった」 「じゃあまた明日」 自転車を押して一端止まって思い出したみたいで後ろを振り向いた 「ちゃんと布団をかぶって寝なよ」 「母さんみたいだぞ」 シュンとした顔で下を向いた 「僕は弘の体を心配して」 「はいはいわかりました由稀先生の言うことをききます」 「宜しいじゃあね」 「じゃあな」 俺はすぐに家の中に入りリビングで裕利と一緒にお笑い番組を見た
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